「スタッフのやる気が続かない」美容師のモチベーション低下にサロンができるサポートとは?

こんにちは。美容サロンコンサルタント トラストアーティストです。
「最近スタッフのやる気が感じられない」「施術に集中できていないようだ」…そんな悩みを抱える美容サロンの経営者の方も多いのではないでしょうか?技術はもちろん大切ですが、スタッフのモチベーションが上がらないとお客様の満足度も下がり、サロン全体の雰囲気にも影響が出てしまいます。今回は、美容師のモチベーション低下に対してサロン経営者ができる具体的なサポート方法を紹介します。

    美容師のモチベーション低下

    美容サロンでよくあるお悩み

    「スタッフのやる気が続かない…」
    「売上が伸びない…」
    「サービスの質が安定しない…」
    「スタッフがすぐに辞めてしまう…」

    美容サロンの運営において、スタッフのやる気やモチベーションの低下は、多くのサロンオーナーが抱える共通の悩みです。

    こうした問題の背後には、スタッフがやる気を感じられず、仕事に意欲を持てない現状があることが多いのです。では、なぜスタッフのモチベーションが低下してしまうのでしょうか?

    モチベーション低下の主な理由

    サロンによって異なる場合がありますが、一般的にスタッフのやる気が上がらない理由は、以下の通りです。

    ・明確な目標や評価基準がない
    自分がどこまで成長しているのかがわからず、仕事にやりがいを感じにくい。

    ・職場環境が厳しい
    長時間労働や低賃金の中で、体力的・精神的な負担が大きく、やる気が続かない。

    ・スキルアップの機会が少ない
    新しい技術や接客スキルを学ぶ機会がなく、成長を感じられない。

    こうしたスタッフのやる気が感じられない日々が続くと、どうしても焦りや不安を感じてしまいますよね…。最悪の場合、スタッフはやりがいを失い、「離職」につながるということも。

    『なんとかしなければ!』という気持ちはあるものの、どうしても効果的な方法が見つからない。そんなサロン経営者のあなたに向けて、美容師のモチベーション低下に対して「具体的なサポート方法」をご紹介します。

    サロンがサポートできること

    マニュアル特徴
    モチベーション低下のサインを見逃さない

    美容師がやる気を失いがちな時期や兆候を把握することで、経営者は早めのサポートが可能になります。例えば、日々の挨拶が減ったり、いつもより施術に時間がかかっていたり…。こうしたサインを見逃さず、適切に声かけやフォローを行うことで、スタッフのやる気が回復することも。

    美容師人生は20歳ごろから始まります。皆さんも経験があると思いますが、20歳前後は多感な時期です。ほんの些細なことでも気になったり、落ち込んだりします。それが仕事とつながっていなくても、仕事のモチベーションが下がるきっかけになることもあります。「プライベートを仕事に持ち込まない!」と考えていても、残念ながらまだコントロールできる時期ではありません。

    サロンができるサポートは、
    寄り添うこと。小さな変化に気づくこと。モチベーション低下のサインを見逃さないことです。

    ②「ありがとう」を伝える文化をつくる

    2つ目に、日常の中で「ありがとう」を伝え合う習慣を持つだけで、スタッフの士気はぐっと上がります。

    特に、経営者からの感謝の言葉はスタッフにとって特別なものです。定期的に感謝の気持ちを伝えることで、スタッフが「自分は大切にされている」と感じられる環境が生まれます。

    たった一言「ありがとう」と伝えることは、簡単にできますよね!でも経営者の皆さまはもっとモチベーションを高められる「ありがとう」を使ってください。それは、

    〇〇さん〜〜してくれてありがとう」です。

    ▶︎〇〇さん
    ありがとうの前に、その方の名前を呼んであげてください。それだけで、親近感も高まり特別に、大切にされていると感じます。

    ▶︎〜〜してくれて(〜〜を)
    名前を呼んだ後、何をしてくれたのか、どこを感謝しているのかを言葉にしましょう。自分のことをちゃんと見てくれていると、嬉しくなります。それが必ずモチベーション向上につながります。

    サロンができるサポートは、
    「ありがとう」と感謝を毎日、毎回きちんと伝えることです。

    定期的な目標設定

    美容師にとって、成長の機会や目標を持つことはモチベーション維持にとても効果的です。サロン内で定期的なキャリア面談を実施し、それぞれのスタッフが目指す「目標」を話し合いましょう。目標を設定することで日々の仕事に意味を見出し、やる気の維持につながります。

    そもそも、「なんのために美容師になったのか?」美容師になった目的は日々の営業や練習が大忙しで、忘れてしまいます。美容師一人ひとりが「なんのために美容師になったのか?」「それを達成するために、段階的に目標を設定する」だけで、掃除1つとっても意味のあるものになるのです。

    あるサロンでは定期的に目標設定のための面談を導入したところ、スタッフのモチベーションが驚くほど解決しました。面談時では目標設定もそうですが、一人一人の成長を確認し、細やかなサポートを行なったそうです。それがスタッフの意欲を引き出し、入社2年目のアシスタント(月売上5万円ほど)が、面談開始2ヶ月で月売上20万円、5ヶ月後には50万円と瞬く間にスタイリストデビューすることができた、と嬉しい報告を受けました。

    サロンができるサポートは、
    実現可能な目標を設定すること。そしてその意味/目的を理解させることです。

    心地よい職場づくり:環境改善

    美容師のやる気が上がらない原因には、職場環境の問題もあります。小さなことですが、サロン内を清潔に保ち、休憩スペースを整えるだけでリフレッシュ効果が得られます。経営者が少し工夫するだけで、スタッフが「働きやすい」と感じる環境が整うでしょう。

    あるサロンでは、サロンを清潔に保つため、徹底的に掃除に力を入れたそう。その結果、さまざまな不要な業務にも気づき、働き方が改善された、と報告を受けました。なぜ掃除と業務が紐づいたのか、それはサロンがキレイだと働きやすさも高まり、業務効率が高まる。もっと働きやすい環境にしたいと「スタッフ自ら考えて行動」をしたそうです。

    ほんの少し、心地よい職場づくりを心がけただけで、スタッフのモチベーションが高まり「考え方」だけでなく、「行動」が変わります。

    サロンができるサポートは、
    自ら成長できる働きやすい環境をつくること。

    まとめ:行動

    美容師のモチベーションを上げるために、サロン経営者がサポートできることはたくさんあります。

    小さな声かけや職場環境の改善が、スタッフのやる気を大きく変えるきっかけになることも多いのです。

    「それでもどうしていいか分からない」と感じたときは、プロのサポートを受けるのも一つの手段です。スタッフのモチベーション管理に悩んだら、「美容サロンコンサルタント トラストアーティスト」 へご相談ください。あなたのサロンの強みを活かし、スタッフが成長できる環境を一緒に作っていきましょう。

    初回相談は無料です。些細なことでも問題ございません。お気兼ねなくご連絡くださいませ。

    Trust Artist(トラストアーティスト)
    代表 大城綾